エステサロンを開業したいけど、最新のエステ機器は種類が多くてどの機器を設置したらいいか分からない。
そういった方もいるのではないかと思います。
業務用エステ機器は安い買い物でもないので、後悔が無いように選定したいものです。
そうは言っても、機器の種類は多く、選ぶのも迷ってしまいます。
ご自分が目指したいサロンはどんな施術が必要なのか?
目的に合った機器を選ぶ為にも美容機器の種類と特徴を把握しておくことはとても重要です。
お客様に満足頂ける施術を提供する為にも、本記事の内容をご参考に業務用美容機器の種類と特徴をご確認ください。
業務用美容機器とは?
業務用美容機器とは、エステサロンやクリニックなどで使用する事が認められている機器のことです。
・肌の健康と美しさを保つ
・脱毛する
・痩せる
主に上記の内容を目的とした機器であり、目的や内容によって機器の選定を行うことが重要です。
機器の種類や使い方によっても効果の見え方が変わってきます。
その為、エステティシャンや美容師、医師などの専門知識を持っている人が取り扱うことで最大限の力を発揮することができます。
専門知識がない一般の方が個人的に使用することはケガやトラブルを発生させてしまう危険性があるので、導入することはできません。
皮膚の炎症や火傷をしてしまっては元も子もありませんよね。
選ぶ機器によっては神経障害などの恐れもあるので、使用するにあたって専門知識は必須事項となります。
一般の方は、エステティシャンや医師の方に施術、治療してもらいましょう。
また、家庭用美容機器も用途によってさまざまな種類の機器がありますので、それらを使用してみてください。
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業務用美容機器の種類
業務用美容機器には多くの種類があります。
エステサロンの開業や、新たな機器の導入を検討している方にタイプ別に業務用美容機器の種類をいくつかご紹介します。
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1.美容器
ハイドラフェイシャル
水流の力を利用して皮脂や角質を吸引しながら施術する機器です。
機械先端のチップから渦巻き状の水流を利用して、肌の汚れや角質を柔らかくすることで、毛穴の奥の汚れまで水が流れて汚れを吸引していきます。
肌の老廃物を取り除きターンオーバーを整える為、毛穴の開きや詰まり、黒ずみやくすみの改善が期待できます。
さらにはニキビができにくく、オイリーな肌の改善ができるのもポイントです。
また、肌の汚れを取り除いた後に美容成分も補給されるので、肌の乾燥を防いでふっくらハリのあるしっとりうるおい肌をキープできます。
定期的に施術することで、しわやたるみが徐々に改善するでしょう。
肌に優しく痛みが少ないことがポイントで、多くの肌トラブルに対応できることが特徴です。
RF(ラジオ波)美容器
高周波の電磁波を利用して肌内部から血行促進やリンパの流れを改善する機器です。
肌内部の弱ったコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌の繊維を引き締めることで、肌のたるみやしわ、フェイスラインのハリに効果が期待できます。
コラーゲンが活性化することで、肌のハリと弾力が改善され、艶のあるふっくら肌へ導きます。
血行が上がることで、くすみやシミの原因であるメラニンの排出力を高める効果があるので、美白、美肌を目指せると同時に、むくみ・小顔を目指せるのもうれしいですね。
LED美容器
肌にLED光を照射して肌の血流促進や細胞の活性化を促す機器です。
紫外線を含まないため、肌への負担を最小限に抑えることができ、LEDのカラーによって得られる効果が変わることが特徴です。
赤色LEDは皮膚の角質層に作用することで、肌の弾力を整えたり、ハリと艶を与えることができます。
青色LEDは皮脂のトラブルに効果的で、肌荒れや脂性肌に効果があります。
白色LEDは皮膚の保湿に優れており、肌の透明感や乾燥によるくすみに効果的です。
緑色LEDはシミやニキビ跡、傷跡などに効果があります。
黄色LEDは肌細胞を活性化させてくれるので、シミやくすみに効果的です。
安全性に優れているLED光美顔器ですが、長時間使用するといくつかの危険性もあります。
1つは肌の乾燥です。2つ目に青色光(ブルーライト)の副作用で、眼精疲労などの影響があります。
決められた時間を守れば特に問題はないので、使用時間や使用頻度を守って使うようにしましょう。
超音波美容器
人の耳に聞こえない高い周波数(超音波)を使って空洞現象(キャビテーションと言います)を起こし、脂肪細胞にだけ作用して小顔・美しいボディラインを実現させる美容器です。親しみ易いところでは、妊娠時の赤ちゃんを診るエコーが超音波です。
1MHzあたりの周波数はボディメイキングに、2MHzあたりの周波数は美しい素肌作りに用います。また、周波数の低い4MHzあたりはキャビテーションと呼ばれていますが、セルライトに効果的です。
一般にキャビテーションとは超音波の比較的周波数の低いものを指しますが、キャビテーションは超音波そのものです。近年は技術の進歩で、超音波とキャビテーションを同時に発振する優れものも登場しています。
お値段も数万円から高額な機器まで様々ですが、性能の良い超音波美容器は周波数が安定しており、またプローブ全面から超音波を発振しているため、いくつもの優れた特徴があります。
特筆すべきは、ほぼ1度で結果が出る即効性。
そしてもうひとつは、安全性です。火傷や神経障害などを引き起こすこともなく、痛みもなく、ダウンタイムも不要で、どなたでも安心して施術ができます。
超音波の周波数により、痩身・化粧品成分の導入・リフトアップなど、様々な使い分けができるのも便利な点。
欠点はほぼ見当たりませんが、ひとつだけ、あまり痛みも熱も感じないため、施術されているという実感が乏しい点があげられるでしょう。そこで、ハンドの施術と組み合わせれば、満足度は格段に上がるでしょう。
超音波美容器は、非常に効果的で安全な、魅力的な美容機器です。
注意『同じ超音波を使う美容器でも、一般に言う超音波美容器(焦点式ではないもの)とは違って、HIFU(ハイフ。焦点式)には注意が必要です。たとえ音でも一点に集めると熱をおび、元々組織を焼ききるための治療用として開発されたものですので、美容にはご使用にならないでください。危険性が問題視されており、法により、現在は医師以外は施術できません。新品・中古を問わず、販売も禁止されています』
キャビテーション
キャビテーションとは、「空洞現象」のことです。超音波の周波数が低いものをいいます。脂肪細胞にのみ刺激を与えるもので、小さい泡が出現・消滅を繰り返すことを指します。
この空洞現象により、脂肪と水が乳化(混ざりあうこと)して、体内に脂肪が溶け出してリンパや血流により体外へ排出され、むくみやセルライトに効果的で理想のボディライン作りにおすすめです。
超音波の周波数が高いものは、化粧品成分の導入や、ボディの引き締めに効果的で、ECUO®方式は高い周波数と低い周波数(キャビテーション)を同時に発振しますので、部分的引き締め(理想のボディライン)とセルライト対策が一気に出来る優れものです。
脂肪に直接アタックするので、集中的に引き締めたい部分がある方や、運動が苦手な方に向いている美容機器です。
ドーム・ヒートマット
ドーム・ヒートマットは、全身をドームの中に包み込んで遠赤外線の光を体全体に当てて温める、サウナの様なものです。
ゆっくりと体の芯から温まることで、高い発汗効果があります。
ドーム・ヒートマットは、エステサロンやクリニックなどのプロの知識が必要とされるので、一般家庭での導入はできません。
発汗作用により、リラックス効果とダイエット効果など、女性にとってはうれしい効果が得られるので、また行きたいと思ってしまう施術となるでしょう。
2.脱毛器
SHR方式
SHR脱毛は超音波を使った脱毛機器です。
バルジ領域(毛の細胞を増やす役割)部分にダメージを与えることで脱毛します。
メラニン色素(黒い物)に関係なく施術が可能なので、白髪や産毛の脱毛も可能です。
毛周期に関係なく施術可能なので脱毛完了までの期間が短くなります。
また、ほくろや日焼けした部分にも施術することができ、痛みや肌への負担も少ないことが特徴です。
デメリットを上げるとすれば、長時間マシンを使用すると出力が徐々に下がって効力も減少してしまう事です。
IPL方式
IPL脱毛は最も主流の方式で、メラニン色素(黒い物)に反応して強い光を照射します。
毛根を焼き付ける為、痛みを感じやすく、ほくろや日焼け部分には使用できません。
また、白髪や産毛にも反応しないので、脱毛できないデメリットがあります。
メリットとしては、毛根に直接照射するので、高い脱毛効果が期待できます。
脱毛以外にも肌のシミやニキビなどにも効果があり、幅広い施術が可能です。
レーザー方式
医療脱毛で使用している専門的な操作が必要な脱毛機器です。
非常に効果は高いのが特徴で、特に男性のひげなど濃い毛に効果を発揮します。
レーザー脱毛は威力が強いため医療行為としての位置づけで、クリニックでのみ施術が可能です。
脱毛に対する効果が非常に高いのが特徴のレーザー脱毛ですが、その分デメリットもあります。
痛みが強い、費用が高い、肌に負担がかかるなどが挙げられます。
用途にあった機器選びをすることがおすすめです。
施術の幅を広げる為には
業務用美容機器は単独での機能だけではなく、複合機などもあります。
また、メニューのバリエーションが増やせたり、施術を組み合わせることで得られる効果を増やすことも可能です。
しかし、色々な施術ができる=効果を得られる、ではないことを、しっかり考慮することが大切です。
業務用美容機器の種類や特性、効果などをしっかり把握して目指すエステサロンに合った導入機器を選んでみてください。
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