「アロエベラ液汁ってなんだろう?」
「アロエベラ葉エキスとアロエベラ液汁は何が違うの?」
「アロエベラ液汁にはどんな効果があるの?」
上記のような疑問をお持ちの方がいるのではないでしょうか?
これからアロエベラ液汁が配合されている製品を使う方は、アロエベラ液汁がどんなものなのか知っておきたいですよね。
本記事では、以下の内容について解説しています。
- アロエベラ液汁とは?
- アロエベラ葉エキスとアロエベラ液汁の違い
- アロエベラ液汁にはどんな効果があるのか
- アロエベラ液汁を使用するときの注意点
本記事を最後まで読むとアロエベラ液汁について理解できます。
ぜひ、最後までご覧ください。
アロエベラ液汁とは?
アロエベラ液汁とは、ユリ科植物のアロエベラの葉肉から抽出される液汁のことです。
アロエの表面の硬い外皮の部分を除去し、葉肉の部分を圧縮してアロインという成分を除きます。
アロインは、下剤や胃腸薬などとして利用されることが多いです。
アロインを除去すると、食品や飲み物などに使用できます。
アロエベラ液汁は、天然由来の成分であるため、時期や地域、抽出方法により成分組成に差が生じることがあるのです。
化粧品の成分表には「アロエベラ液汁」または「アロエ液汁」と表記されます。
アロエベラとは?
アロエベラとは、たくさんあるアロエの種類の中の1つで多肉植物です。
アロエベラの主な特徴には以下のようなものがあります。
- 葉の部分が厚い
- 可食部に苦味がない(丁寧に皮を手剥きしたもの)
アロエベラの可食部(葉の表面のなかにあるゼリー状の部分)は、苦味がないので、食用としても多く利用されています。
ヨーグルトやジュースに含まれていることもあるので、口にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
また、薬用として用いられることもあります。
アロエベラ液汁とアロエベラ葉エキスの違いは?
アロエベラ液汁とアロエベラ葉エキスの違いは、抽出方法です。
どちらもアロエを原材料とした化粧品成分ではありますが、抽出方法の違いでアロエベラ液汁もしくはアロエベラ葉エキスに分類されます。
アロエベラ液汁は、アロエベラの表面の葉を取り除き、葉肉部分を圧搾して抽出するのです。
アロエベラ葉エキスは、アロエベラの葉から水やアルコールなどで抽出します。
抽出方法で、アロエベラ液汁かアロエベラ葉エキスか決まるのです。
アロエベラ液汁に含まれる成分は?
アロエベラ液汁は、天然成分であるため、時期や地域、抽出方法により成分組成に差が生じることがありますが、主な成分の一部は以下です。
- エースナンマン
- アラニン
- グルコース
- グルタミン酸
- アルギニン
- アスパラギン酸
- プロリン
- フェニルアラニン
上記の成分は、アロエベラ液汁に含まれる成分の一部です。
ほかにもたくさんの成分が含まれています(75種類以上)。
たくさんの成分が含まれていることにより、アロエベラ液汁が含まれた製品を使うとさまざまな効果が期待できるのです。
アロエベラ液汁が含まれる製品の使用で期待できる効果3選
アロエベラ液汁が含まれる製品をこれから使いたいと考えている方は、どのような効果が期待できるのか気になっているのではないでしょうか。
アロエベラ液汁が含まれる製品を使うと期待できる効果は、以下です。
- 保湿効果
- 美白効果
- 抗炎症作用
アロエベラ液汁には、さまざまな成分が含まれているので、期待できる効果もさまざまです。
アロエベラ液汁を使うと期待できる効果について、以下で詳しく解説していきます。
保湿効果
アロエベラ液汁が含まれる製品を使うと、保湿効果が期待できます。
アロエベラ液汁には、16種類ものアミノ酸が含まれているからです。
アミノ酸には、角質層を柔軟にして水分量を増やす効果が期待できます。
肌の保湿を保つには、角質層が柔軟であることが重要なポイントなのです。
アロエベラ液汁は、水分の蒸発を防いで肌の水分量を保ってくれます。
肌の乾燥に悩んでいる方は、保湿効果が期待できるアロエベラ液汁を含んだ製品を使うのがオススメです。
美白効果
アロエベラ液汁を含んだ製品を使うと、美白効果が期待できます。
アロエベラ液汁には、アロエシンという成分が含まれているからです。
アロエシンは、ビタミンCと同じくらいの美白効果があるといわれています。
また、アロエベラ液汁には、メラニンを抑制する効果もあるのです。
メラニンは、肌を守るために生成されますが、過剰に生成された場合、シミやそばかすの原因になります。
アロエベラ液汁には、メラニンの生成を抑制する効果が期待できるので、シミやそばかすを防ぎ、美白へ導いてくれるのです。
また、アロエベラ液汁が紫外線を浴びた皮膚の過激な細胞死(アポトーシス)を抑制し、肌を紫外線から守る効果があることがわかりました。なので、ローションや日焼け止めにアロエベラ液汁が含まれているのです。
美白効果を得たいという方には、アロエベラ液汁が含まれた製品がオススメです。
抗炎症作用
アロエベラ液汁が含まれた製品は、抗炎症作用の効果も期待できます。
昔はアロエベラの葉肉を切り傷ややけどした患部に直接塗り、使用していました。
傷口のケアに昔から用いられていたのです。
現代では、この抗炎症作用を活かしスキンケア用品にアロエベラ液汁が含まれることが多くあります。
アロエベラ液汁をスキンケア用品に含むと、肌荒れやニキビの予防効果が期待できるのです。
また、抗炎症作用は日焼けしてしまった肌にも効果的といえます。
うっかり日焼けしてしまって悩んでいる方や、肌荒れやニキビを予防したいという方には、アロエベラ液汁が含まれた製品がオススメです。
アロエベラ液汁はどのような化粧品に配合される?
アロエベラ液汁が化粧品に含まれるということはわかりましたが、一体どのような化粧品に含まれているのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
アロエベラ液汁が配合される化粧品には、以下のようなものがあります。
- 洗顔料
- クレンジング
- 保湿化粧水
- 保湿美容液
- 保湿クリーム
- 乳液
- まつげ美容液
- フェイスマスク
- 日焼け止め
- 化粧下地
- マスカラ
アロエベラ液汁には、さまざまな成分が含まれており、いろんな効果が期待できるので、活躍する場面が多くあるのです。
上記で紹介したものは、アロエベラ液汁が配合されることのある製品の一部なので、ほかにもたくさんあります。
香水にアロエベラ液汁が配合されることもあるそうです。
アロエベラ液汁を使用するときの注意点
アロエベラ液汁は、さまざまな効果が期待できるということがわかりましたが、使用するときに注意するべきことは何か知っておきたいですよね。
アロエベラ液汁を使用するときに注意すべきポイントは以下です。
- 経口摂取で腹痛や胃の痙攣が起きる可能性がある
- 経口摂取で子宮収縮作用
アロエベラ液汁(特に皮を手剥きでなく、機械剥きにした場合)を経口摂取(口から摂取)すると、腹痛や胃の痙攣が起きるケースがあります。
同じく、アロエベラ液汁を経口摂取すると子宮収縮作用があるため、妊娠中や月経中の摂取は注意してください。
参照:厚生労働省
まとめ
今回は、アロエベラ液汁について解説しました。
アロエベラ液汁と似た言葉にアロエベラ葉エキスというものがあり、どちらも原材料がアロエということと、使用用途にほとんど差はありませんが、抽出方法でそれぞれに分類されます。
アロエベラ液汁には、さまざまな成分が配合されており、いろんな効果が期待できるのです。
肌の保湿や美白効果を得たい方や、うっかり日焼けしてしまったという方には、アロエベラ液汁が含まれた製品がオススメといえます。
これからアロエべラ液汁の含まれた製品を使用するという方は、本記事を参考にしてみてください。
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